「婚活サイトで知り合った女性に騙されているかもしれません…」弁護士に聞いた㉜

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「婚活サイトで知り合った女性と半年ほど交際をしていますが、彼女の知人という投資コンサルタントを紹介されて投資用マンション購入を勧められ、現在購入手続きを進めています。結婚後に2人で運用したい・税金対策や年金代わりになる、と言われて購入を決めたのですが、ここ最近彼女が仕事が忙しくなったと会えない状態が続いています。もしかしたら騙されているのかもと思うようになりました…どう対応したら良いでしょうか?」

婚活サイトやマッチングアプリなどに参加をして詐欺の被害に遭ったというケースも増えているようですが、このようなケースはどう対応したら良いのでしょうか?『交際相手が結婚詐欺師かも知れない場合の対応』を弁護士に聞いてみました。

結婚詐欺

実害が出ていない状態で警察への被害届は難しい

「今回のケースに限って言うと現状では実被害が出ていない状態ですので、警察への被害届の提出もしくは相談という対応は無意味ですので除外して良いと考えます。

仮に不動産の購入後に交際相手が音信不通となった場合でも警察が被害届を受理するかどうかに関しては、詐欺行為を立件することの難しさを鑑みると明言できません」

結婚を前提としていても高額な契約は避ける

「現状の対応としては結婚を前提とした交際だからといって高額な契約に関しては避けるべきです。もしも、詐欺だった場合はクーリングオフが適用できない状況にされるなどの恐れがありますので十分に注意が必要です。

また、結婚を前提としているからと通帳や実印を相手に預けてしまう人もいますが、トラブルの原因となりますし全財産を取られてしまう可能性もありますので絶対に自分で管理するようにしましょう」

相手の素性を調査しておくことも必要

「もしもこのまま音信不通となるようでしたら、何らかの法的手段を講じることもやぶさかではありませんが、相手方の氏名や住所などがデタラメという場合もありますので、探偵などを利用して確認をしておいても良いと思います。

余談ですが「国民生活センター」にはこのケースに類似したトラブルが紹介されておりますので、一読しておいたほうが良いでしょう。

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